M2097●江戸和本●〈増補〉邇言便蒙抄［難字訓蒙図彙］＊本文5巻揃

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商品の説明

●江戸和本●〈増補〉邇言便蒙抄［難字訓蒙図彙］＊本文5巻揃
【判型】大本5巻合3冊。縦258粍。
【作者】永井如瓶（永井喜・静甫・走帆堂・如瓶子）作・序。
【年代等】天和元年11月自序。天和2年2月初刊。江戸前期再刊。［京都］武田治右衛門板。
【備考】分類「辞書」。書名の「邇言」とは、「身近なことば。通俗的でわかりやすいことば」（コトバンク）。／『邇言便蒙抄』は3巻5冊、辞書、永井如瓶子著。天和2年大阪本屋平兵衛・京都武田治右衛門刊。内容は、全体を首巻・臍巻・足巻の3部に分け、さらに、語彙を原則として、乾坤門・時候門・神祇門・人倫門・気形門・支体門・草木門・衣食門（飲吸門）・器財門・居宅門・彩色門・言語門の12門に意義分類している。首巻は、世間で一般に用いる文字・語彙を集めて説明を加えている。臍巻は、難字（あて字・あて読み・世話字・俗語）をあげてその出所を論じている。足巻は、異名（同義語）をあげてそれぞれについて故事来歴などを説明している。例えば、「犬」に「黄耳（ワウニ）・韓獹（カンロ）」などの異名をあげており、一種の類語辞典となっている。内容的に言って、「邇言」（卑近な語、日常一般的な語）を多数を収載し、それぞれ片仮名で読みも与えてあるので、江戸時代の文学作品を講読するうえからも、絶好の辞書である。なお、改題偽版に『難字訓蒙図彙』（貞享4年刊）がある（「日本古典文学大辞典」参照）。
★3～5巻の原表紙による合本改装（本文は5巻揃い、ただし2巻末尾半丁欠）・3冊は題簽・脇題簽付・状態概ね良好（刷り美）。記名なし・蔵書印なし。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、5巻合本1冊が、180,】。
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